リフォーム前
《お客様からのお問合せ》

羽毛布団の打ち直し・リフォームについて:リフォームの依頼をしたい/リフォームについて教えてほしい、聞きたい
■リフォームされる理由 : 長年使用したため、側生地も傷み、中の羽毛も外に出てくるようになりました。処分して買い替えようとも思ったのですが、リフォームできることを知り、診断していただいてから処分してもよいと思いました。
■羽毛布団の仕様 : 冬掛け用
■羽毛布団の状態について : 長年使っているので
■羽毛布団の使用年数 : 25年以上
■羽毛布団の高さ : 20cm位
■羽毛布団のサイズ : ダブル
■羽毛の目方 : わかりません
■羽毛の種類 : シルバーグース
■羽毛のダウン率 : わからない
■リフォームに出される枚数 : 1枚
■リフォーム後の羽毛布団 : 今と同じ羽毛布団にする
■羽毛布団の発送について : 「梱包用キット」を送ってほしい
■連絡方法 : メールで連絡がほしい
■備考欄 : 古いものですので、診断していただきリフォームが不可能でしたら処分していただいて構いません。
《お客様からの御返事》

グートン  桜木 様

早速ご丁寧なメールをいただきありがとうございます。
いろいろと検討しまして、とりあえず一度診断をお願いしようと思います。
全くリフォームができない状態でしたら、先にも申しましたように処分をお願いします。
送料負担にて送らせていただきますので、梱包のキットをお送りいただけますでしょうか。
それから診断にかかる費用はおいくらでしょうか。
なお、側生地が破れている部分があり、ガムテープで中が出ないように塞いでいます。
よろしくお願いいたします。

 
リフォーム後
《当店からのご連絡》
こんにちは。グートン羽毛ふとん専門工房 桜木と申します。
 
この度は羽毛ふとんの仕立て直しについてのお問い合わせ、ありがとうございます。
ダブルを同じダブルにリフォームをお考えとの事でございますね?
 
使用年数が25年以上との事。また、四つ折りの高さも20cm位との事ですね?
 
両方から見まして、羽毛の傷みやファイバー(一本一本切れてしまっているダウン)も相当量あるかと予想されます。
更にほとんど全てに近い羽毛が壊れていて、リフォームはお奨めできない可能性もございます。
 
部分的な傷みですと、そのダウンを取り除けば良いのですが、全体に多いとなると洗浄後に残る羽毛量が予想より少なくなり、その分足し羽毛(新しい羽毛の補充)が標準より多くなります。
 
今の羽毛はシルバーグースとのこと。
○○様より「羽毛の診断」をご希望との事でございます。
 
お見積もりをさせて頂き、そのご了解を頂いた後、再度「羽毛の診断」のご依頼を頂きたいと思います。
 
では早速にお見積もりをさせて頂きます。
このお見積もりはあくまで暫定的でございます。

・・・・・・
○○様には上記のお見積もりをご確認頂き、ご了解頂きましたら「羽毛ふとんの診断」をさせて頂きたいと思います。
恐れ入りますがお送り頂く送料は当初、○○様にご負担頂く(元払い)ことになりますが、当店に送って頂く事は可能でしょうか?
 
その後、私共が直接に羽毛の診断をさせて頂き、そのご報告と再度お見積もり後、○○様がリフォームをされる事になりましたら、当初ご負担頂いた送料は、最終のご請求額より相殺させて頂きます。 
リフォームされない場合は、○○様より処分をご希望ですので当店で処分させて頂きます。
ご無理を申し上げますが、いかがでしょうか?
 
この場合も、事前に「梱包キット」をお送りするサービスは行っております。
「羽毛布団の診断」をご依頼の際は、恐れ入りますが、再度メールにてご依頼くださいませ。
 
また、引き続きのお問い合わせに付きましてもお待ち申し上げます。
ありがとうございました。
 
羽毛ふとん専門工房/グートン  担当:桜木
  

こんにちは。
グートン羽毛ふとん専門工房 桜木でございます。

ご返信ありがとうございます。
○○様より、「羽毛ふとんの診断」のご依頼、ありがとうございます。

送料元払いのご了解を頂き、重ねてお礼申しあげます。
本日早速に梱包キットを送らせていただきます。

①水に強い紙袋、②お紐(予めお布団を縛って頂くと、梱包し易いです)、③当店への元払いの送り状(ヤマト宅急便)を、A4サイズのボール紙の封筒に入れて、ヤマトネコポス便にて送らせて頂きます。

明日には、○○様のポストに投函されます。
おふとんが当店に届きましたら、羽毛・側生地の診断をしっかりとさせて頂き、そのご報告を○○様にメールさせて頂きます。

羽毛の診断費は、無料でございます。送料の元払いのみご了解くださいませ。

では、梱包キットが届くまで、しばらくお待ちくださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

グートン羽毛ふとん専門工房 桜木

○○ 様

こんにちは。
グートン羽毛ふとん専門工房 桜木でございます。
本日、○○様より羽毛布団が届きました。早速に診断をさせて頂きました。
 
○○様の羽毛ふとんと、取り出した羽毛を写真にて添付させて頂きました。
どうぞご覧下さいませ。
 
結果から申しますと、今回の羽毛布団のリフォームは難しいとの見解でございます。
理由としましては、元々の羽毛は悪くございません。
 
しかし、ほとんどの羽毛が壊れてしまっていて再生できる羽毛は微量でございます。
ダウン全体のダメージが大きく、最初の除塵加工におきまして、大方の羽毛が取り除かれる可能性が大きいです。
 
3枚目のお写真で、上の羽毛は○○様の羽毛で下の羽毛は全体に壊れていない状態の羽毛でございます。
比べますと、○○様の羽毛は細かく小さくなっているのがおわかりになりますでしょうか?
 
このまま洗浄しましても、残る羽毛は少量でございます。
その少量もパワーが弱い為、短いご使用年数でまた切れると予想されます。
 
リフォームされても足し羽毛も多くなり、価格的には新調を買われるのと変わらない位になります。
 
以上の理由におきまして、今回のリフォームは不可との診断とさせて頂きました。
折角にお送り頂き、このような結果になりました事は残念でございますが、ご理解くださいませ。
 
○○様から、今回不可の場合は当店にて処分してほしいと頂いております。
当店で処分させて頂きますが、よろしいでしょうか?
 
念のため、ご了解のご返信を頂けますでしょうか?
恐れ入りますが、○○様よりご返事をお待ちしております。
 
どうぞよろしくお願い致します。
 
グートン羽毛ふとん専門工房 桜木
《お客様からいただいたメール》

グートン羽毛ふとん専門工房 桜木 様

この度は大変お世話になりましてありがとうございます。
早速診断してくださったそうで重ねてお礼申し上げます。
ご丁寧に画像を添付してくださったので状態がよくわかりました。
母が持たせてくれたお布団でしたので、もっと大事にすればよかったと後悔するばかりです。
早くリフォームをお願いするべきでしたね。
羽毛布団のリフォームをしてくださる会社はたくさんあり、WEB上だけですがそれぞれ内容を拝見いたしました。
もちろん私共の市内や県内にもたくさんありますし、チラシやDMで見かける機会もあります。
中でも御社が大変誠実にお仕事をされているようで、最も信頼できると思いお願いすることにしました。
今回はリフォームをお願いすることはできませんでしたが、御社のような会社があることがわかり大変勉強になりました。
あのまま自分で廃棄処分していたら、「もしかしてまだ使えたかもしれない」とか「リフォームできたかもしれない」と後悔し続けたかもしれませんが、きちんと診断していただいたのでこれで納得して処分することができます。
送りましたお布団、お手数をおかけして申し訳ございませんがそちらで処分をお願いいたします。
本当にありがとうございました。
※事例に掲載されている価格は以前のものであり、現在は見直しが行われている場合がございます。
最新の価格情報をお求めの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 
【リフォームが出来なかった羽毛布団】
 

全ての羽毛布団がリフォーム出来るとは限りません。

羽毛布団は「リフォーム自体が不可」の場合と、「リフォームをお勧めできない」場合の2通りがございます。

■リフォーム自体が不可な場合
ダウン70%以下の場合、フェザー30%以上となります。
フェザー(羽根)は洗浄しても再生する事が出来ない為、ダウン率が70%以下の羽毛はリフォームをお受けすることが出来ません。

また、ダウン率が70%以下の羽毛布団は、同品質の羽毛布団を購入する方がリフォーム料金よりもお得な場合がほとんどです。

■リフォームをお勧めできない場合
ダウン80%以上の羽毛布団でも、羽毛が酷く傷んでしまっている場合はリフォームをお勧めしておりません。
羽毛が酷く傷んでしまっている場合は、リフォームで洗浄しても保温性のあるダウンに再生できません。
ダウンに膨らむ力が無いと、せっかくリフォームしてもすぐにヘタって快適性を損なってしまいます。

その為、羽毛が再生できないほど傷んでしまっている場合は、リフォームをお勧めしておりません。
リフォーム金額と仕上がりの羽毛布団の質を考慮すると、買い換えの方がお勧めとなります。

ただし、想い出のある羽毛布団や形見の羽毛布団でどうしても残して使いたい羽毛布団の場合は、お客様へご相談・ご了承の上でリフォームをさせて頂きます。
どうぞお気軽にお尋ねください!
グートンでは、羽毛布団の無料診断を行っています。
 
  • 表示が消えてしまっている
  • 古くて何年使用か分からない
  • 生地が破れて表示が読めない
こんな場合は、是非「羽毛布団の無料診断」サービスをご利用ください。

 


■自宅で出来る「かんたんな羽毛布団の診断方法」

①4つ折りにして厚み(高さ)が35cm以上の高さがある
(冬用の羽毛布団の場合)

羽毛布団を4つ折りにして、上から押さえずに羽毛布団の高さが35cm以上の高さ厚みがあると中の羽毛が再生できる可能性が高いです。
春秋用合掛けや夏用肌掛け、またアイダーダック羽毛布団は診断基準が異なります。




ダウン80%以上の羽毛
(羽毛布団のサイドにあるラベル(品質表示ラベル)に記載されています)



③使用年数及び購入年数の確認

羽毛布団は10~12年くらいでリフォームするのが理想です。
15年を超えると羽毛が傷みすぎてしまい、お勧めできない場合があります。

羽毛が傷みすぎて粉々になった状態

以上、の3ポイントをチェックしてみてください。
 

羽毛布団リフォームのことなら、羽毛診断士ダウンプロフェッサーのスタッフがご相談を承ります。
お気軽にご連絡ください。​







LINEからのご相談も承っております。ご利用くださいませ。





「皆様からのご連絡を、心よりお待ちしております!」

羽毛ふとん専門工房 / グートン
スタッフ一同


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