写真は、お客様が襟カバーを付ける為に羽毛布団に針を通して縫った事で、針穴から羽毛が吹き出してきたものです。
羽毛は、どんな小さな穴からでも吹き出してきます。
羽毛ふとんに使用される側生地には、ほとんどの場合に羽毛の吹き出しを防止するために「ダウンプルーフ加工」と呼ばれる吹き出し防止用の特殊加工が施されています。
そのダウンプルーフ加工により、生地の糸の間や縫い目をから羽毛が吹き出てくるのを防いでいます。
(長年ご使用いただくと、徐々に織り目や縫い目から吹き出しが始まる場合はございます)
ただし、次の写真の様に小さな穴が開いてしまうと側生地の交換をしなければなりません!
決して、針などで側生地を傷めないでください!
お客様から「羽毛ふとんの収納は、圧縮袋に入れてなおします。」とよく聞きますが、グートンでは圧縮袋の使用をオススメしていません。
次に使うまでの期間の約半年間もの間、羽毛ふとんを圧縮した状態で保管すると、羽毛ダウンにダメージを与えてしまい保温性の低下や羽毛の劣化の原因となります。また、通気性の無い密閉された袋の中に長時間放置することも良くありません。
もし、収納スペースなどの問題でどうしても使用しないといけない場合には、収納前に羽毛ふとんを干して充分に乾燥させて、お布団を常温に戻してから圧縮袋に入れてください。そして、布団の高さの1/4位までに圧縮して完全に圧縮せずに少し空気を残して保管してください。「写真参照」
また、時々羽毛ふとんを取り出して状態を確認してください。そのまま長期保管は避けてください。