・羽毛布団をリフォームされる理由は? | |
愛知県西尾市のお客様から「今度は実家の親が使っている羽毛布団をリフォームして欲しい」とラインで連絡を頂きました。 ご依頼内容は20年程前エクセルヒューマンで買われた冬用の羽毛布団シングル2枚を、同じシングルの冬用2枚にリフォームされたいとのご希望です。 20年使われた羽毛布団を同じ様な羽毛布団にリフォームをする場合は、側生地の素材やキルト縫製そして羽毛量などを同じ様にしなければなりません。 当社のリフォームの側生地は、すべて生地の縫製から作りますのでお客様のお好みのキルト縫製で仕上げる事が出来ます。 羽毛もプレミアムダウンウォッシュの洗浄加工で傷んだ羽毛を除去して洗浄して、再度除塵加工を施しますて仕上げますので再生された羽毛量は元の羽毛量よりも目減りします。なので、その目減りした分を新しい羽毛で補いますが、それも同じ品質の羽毛をお選びいただくと同じ仕様の羽毛布団に仕上げる事が出来ます。 お客様は一度当社でリフォームをされていますので、リフォームの内容は良くご存じなので「自分の家にあるダブルサイズの肌掛け布団も一緒に送るので、そのお布団の羽毛の品質と状態が良ければそれを足し羽毛に使って欲しい」との事でした。 |
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・羽毛布団の診断結果は? | |
送って頂いた羽毛布団は、フランスベッド製のシングル冬用掛布団が2枚とオスマン製のダブルサイズ肌掛け1枚です。 冬用羽毛布団は、シルクと綿の混紡の生地を表地に使われ裏生地にはソフトなサテン織の側生地が使用されていて、キルト縫製は通常4x5マスですが襟元が大きく一マスとなっているタイプでした。 四つ畳みにした時も羽毛布団は高さが40cmありました。 「写真参照」 取り出した羽毛サンプルは上質なホワイトグースであり傷みも少なくリフォームは充分に出来る状態で、羽毛の傷み度はピンク色の方がBランクとし、ブルー色は少しピーリング状の羽毛がありましたのでCBランクとしました。どちらもリフォームはお薦め出来る状態です。 一方、肌掛け羽毛布団は羽毛に少し傷みが多くて、毛玉やピーリングが多く見られ、そして毛切れしたファイバーもあり羽毛の傷み度はCDランクとしました。 これらの診断結果をお客様へご報告してどの様にリフォームするのかを相談させて頂きました。 |
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・羽毛布団をリフォームして どの様な羽毛布団に仕上げますか? | |
ダブルの肌布団は処分とすることになり、シングル羽毛布団2枚からシングル2枚に仕上げる事になりました。 |
・今回のリフォームのコースは | |
・プレミアム コース 「プレミアム ダウンウォッシュ仕上げ」 ■加工方法:羽毛布団を先ず解体し中の羽毛を取り出します。 そしてその羽毛を直に水と洗剤とで洗浄後に除塵及び乾燥加工を施して再生させます。 その再生された羽毛を新しい側生地にそ入れて仕上げます。 側生地も新しく縫製しますのでサイズの変更や仕様の変更・枚数の増減などが出来ます。 羽毛の量が少ない場合は、新しい羽毛の種類を選び補充量を決めて仕上げる事も出来ます。 |
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・今回のリフォーム価格の詳細 | |
シングル2枚を同じシングル2枚にリフォーム ・羽毛布団の解体費:シングル@¥2970x2=¥5940 ・羽毛洗浄費:1.5kgまで@¥11000x2=¥22000 ・新調の側生地:シングル ツイル織50/40 @\13200x2枚=¥26400 ・羽毛の充填加工費:シングル@\3300x2枚=¥6600 ・足し羽毛:無し ■合計金額は、¥60,940.-(税込み価格)となりました。 |
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・その他 | |
冬用の羽毛布団の羽毛の状態: 羽毛本来の形状がしっかりと保たれていて一つ一つのダウンボールも大きくとても上質な羽毛ダウンであることが見て取れます。 肌布団の羽毛の状態: 肌掛け羽毛布団は、夏場に多く使われ人間の発汗や油脂分で羽毛が傷み因れます。そしてキルト縫製も薄型なので生地と生地に羽毛が挟まれ擦れたりしてより傷みが多くなります。 取り出した羽毛 上の写真の左部分にあるのがスモールフェザーとダウンが絡まった毛玉状の羽毛です。 これは、羽毛がピーリング状になっている状態です。 これは毛切れしたファイバー状の羽毛です。 |
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羽毛ふとん専門工房 / グートン
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