・羽毛布団をリフォームされる理由は? | |
大阪市、城東区にお住まいの方からお電話で羽毛布団リフォームのご依頼。 「まだ買って8年位なんですが、2~3年前から寒くて1枚では冬場は凌げない。リフォームしなきゃいけないのかなぁ?」と、お困りのお電話を頂きました。 使用年数が8年と未だ浅く充分お使い頂けると思うのですが、いろいろとお悩みをお聞きする中で、今の羽毛布団のダウン率はダウン90%で羽毛が1.1kg入っているとのことでした。 「ダウンパワーは分かりませんが、このダウン率の羽毛でしたら、冬掛け用羽毛布団としては1.1kg入りでは少し少ないかもしれませんね・・・。」と、おおまかな説明をさせて頂きました。 「どちらにしてもリフォームをお願いしたいので、一度羽毛布団を診断して、ご提案ください!」とのご希望でした。 |
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・リフォームする羽毛布団の診断結果は、 | |
羽毛の傷みは、ご使用年数も浅く、実際に、羽毛を取り出して診断したところ、それほど羽毛に大きな傷みは無く「リフォーム可」と診断しました。 また、側生地はとてもソフトでしなやかなのですが、キルト縫製のマス目の数が、3x5ととても1マスが大きくて羽毛の偏りがあり、これが原因だと思われました。 これは、羽毛の偏りによって、羽毛の量が薄い部分が生じて保温効果が無くなっていたからです。 |
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・羽毛布団をリフォームして どの様な羽毛布団に仕上げますか? | |
同じシングルの羽毛布団が希望でしたので、新しい側生地も、今のと比べても見劣りしない、上質なスーピマ80番手の超長繊維綿 サテン織/E8800のクリーム色を選ばれ、キルト縫製はエレガントキルトにされて、フィット性が良く、羽毛も偏りにくい事をご説明させて頂き、羽毛の充填量も、もう200g増やして1.3kgにしてお作りする事をお奨めさせて頂きました。 |
・今回のリフォームのコースは | |
・プレミアム コース 「プレミアム ダウンウォッシュ仕上げ」 |
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・今回のリフォーム価格の詳細 | |
・羽毛布団の解体費:シングル 3,000円 ・羽毛洗浄費:シングル 10,000円 ・新調の側生地:80番手超長綿/E8800/クリーム シングル 18,000円 ・羽毛の充填加工費:シングル 3,000円 ・足し羽毛:ホワイトグース90% @3000x360=10,800円 ■合計金額は、¥44,800.-となりました。 |
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・今回の羽毛布団リフォームについて・・・ | |
今回の羽毛布団について、通常、羽毛布団に入っている羽毛の量は、羽毛布団の種類や仕様(冬用・合い掛け用・肌掛け用・2層式ツインキルト・2枚合わせデュエット等)によっても違いますが、羽毛布団は、羽毛の量とキルト縫製の仕方によって保温性能が変わってきます。 そして、使用する羽毛の性能(ダウン率・ダウンパワー・カサ高性能)によっても充填量が変わり、同じ種類の羽毛布団でも、羽毛性能によって羽毛の入れ目方は変わります。 例えば、プレミアムクラスの上質の羽毛ダウンでしたら、冬掛け用には0.8~1.0Kg、同様に、ロイヤルクラスでしたら1.0~1.3kg、エクセルクラスなら1.3~1.5kg、と言う様に羽毛性能によって充填量が変わります。 今回、リフォームをした羽毛布団は、大きなマス目の立体キルトでマチ高も高く、側生地も軽くてソフトな生地でした。そのために、羽毛布団はよく膨らみ、暖かい羽毛布団である様に見えますが、本当に暖かい羽毛布団であるかはまた別の問題です。 羽毛布団の膨らみに比例して、充分ダウンパワー/カサ高性の高い上質な羽毛が使用されているのか、膨らみの中に羽毛が満たされているのかがポイントになってきます。この点は、ご購入の時にはとても判断しにくいですが…。 当初、この羽毛布団をご覧になられた時はすごく膨らむので「とても暖かい羽毛布団だ!」と、思われたことと思います。 このマス目の大きいスタイルの羽毛布団は、現在でも大手メーカーさん等は、暖かい羽毛布団として販売されていますし、寒冷地などでは、2層式ツインキルトの羽毛布団も人気があるようですが、大阪市内の一般の住宅の場合でしたら、それ程大きなマス目仕様の羽毛布団で無くても、通常のスタイルで適正な羽毛が使用されている冬掛け羽毛布団で充分暖かいと思います。 |
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羽毛ふとん専門工房 / グートン
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