・羽毛布団をリフォームされる理由は? | |
東京都、練馬区にお住まいの方からお電話でリフォームのお問い合わせです。 「シングルの羽毛布団のリフォームを考えています。インターネットでいろいろなサイトを見て羽毛ふとんのリフォームをしている店はたくさんあって、どこに頼んで良いのかわかりません。でも、お買い物カゴのワンクリックでリフォームを頼むのも不安です。 それだと、どの様な羽毛布団に仕上がってくるのかな?と。今日、お宅のホームページを見つけ、お宅はやりとりしながら一つ一つ決めてもらえるんですね?必ず一枚一枚診断してくれると知りました。とても安心してお願いできそうなので、連絡しました!」と言って頂きました。 お考えの羽毛布団は、シングルサイズの羽毛布団で、15年くらい使われているとの事。 4つ折りにした時の羽毛布団の高さも35cmある状態とのことでしたので、リフォームは可能と判断して「梱包キット」をお届けして羽毛布団を送って頂きました。 |
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・羽毛布団の診断結果は? | |
届いた羽毛布団は、全体の傷みも少なく 中綿の羽毛を取り出して診断して傷み度は「Cランク」で、リフォームは充分お奨めできると診断させて頂きました。 側生地のキルト縫製が、シングルでマス目3x4マス。1マスの面積がとても大きいです。大きいと羽毛布団がよく膨らむので保温性が高い羽毛ふとんキルトなのですが、羽毛が劣化してくると羽カサが減り、羽毛同士が玉にがなってマスの中であっちこっちに移動し易く、羽毛が片寄ります。そうすると、均等に羽毛が膨らまない為均等な保温性が作れず、寒く感じる羽毛布団になります。 もう少しマス目を増やした方が良いとご提案させて頂きました。 |
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・羽毛布団をリフォームして どの様な羽毛布団に仕上げますか? | |
サイズは今と同じシングルで、側生地は80番手のE8800/クリーム色です。 キルト縫製は、マンションでお住まいですので、今よりマス数を多くしてヨコ5xタテ6の30マス、マチ高さ7cmのエレガントキルト縫製をオススメしてお決め頂きました。 羽毛量は、元の品質表示には1.5㎏と記入があり、羽毛布団を解体して取り出した羽毛は1.6㎏程の羽毛量でした。洗浄後再生された羽毛量は1.38㎏でした。 足し羽毛の種類はポーランド産コウダ種ホワイトグースダウン93%を180g、実量の1.6kgより100g少なく1.5㎏入りにお決め頂きました。 |
・今回のリフォームのコースは | |
・プレミアム コース 「プレミアム ダウンウォッシュ仕上げ」 |
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・今回のリフォーム価格の詳細 | |
・羽毛布団の解体費:シングル ¥2,700 ・羽毛洗浄費:シングル ¥9,000 ・新調の側生地:80番手超長綿 E8800/クリーム シングル ¥15,600 ・羽毛の充填加工費:シングル ¥2,700 ・足し羽毛:ポーランド産ホワイトグースを180gで@¥6000x1.8=¥10,800 ■合計金額は、¥40,800.-(税別)となりました。 |
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・今回のリフォームについて | |
今回、お客様が当店に羽毛布団のリフォームをご依頼頂けた大きな理由は「1枚、1枚、同じ羽毛布団では無いので、必ず診断をして次にどのような羽毛ふとんにしたいかを聞き、それに合った羽毛布団に仕上げたい」との事でした。 このお考えはご依頼頂く当店にとってもとても大事なことでございます。 羽毛布団のリフォームは、どの業者も一律同じ加工方法ではありません。 長年使われてる羽毛布団の傷み具合は、すべて同じ状態ではありません。 たとえ同じ日に同じ品質の羽毛布団であっても、その後の使い方によって羽毛の劣化速度は異なります。 ですから、当店では簡単にリフォームの依頼ができる、リフォーム料金を一律に設定したワンクリック方法での「リフォームのご依頼」は、決して出来ないことなのです。 「羽毛布団のリフォーム」の加工の流れは、まずは、キョ雑物や壊れた羽毛を取り除く「除塵加工」その後残った羽毛を直に羽毛専用の洗剤で洗う「洗浄加工」、後は一気に高温で乾かす「乾燥加工」この乾燥時にはもう一度最後に「除塵加工」も併せて行います。 以上の加工において目減りした羽毛は、新しい羽毛で補充(足し羽毛)します。 最後に洗浄後の羽毛と足し羽毛を混ぜて、新しい側生地に充填します。 それに先立ち、当店では必ずすべての羽毛ふとんは「羽毛布団の診断」を行います。 まず、羽毛の品質・傷み度合など数種類のチェックを行い総合的にリフォームをお奨めしたいかできないかを診断します。 その後、リフォームがお奨めできる場合。 ①.次にご希望の種類・サイズ・枚数をお聞きします。 ②.新しい側生地をお決め頂く参考に、今の側生地のご説明をします。 ③.補充する羽毛をお決め頂く参考に、今の羽毛の種類をご説明をします。 ④.次の羽毛布団の種類によって、お奨めのキルト縫製をご説明します。 上記の4点についてお客様とは、お電話・メールでのやり取りをさせて頂き最終のお見積もりをご了解後、リフォーム加工が始まります。 お客様から最近多く聞くのは「前回、他店でリフォームしたんだけど、仕上がってきたら元の布団の生地と比べて風合いが一変してしまい、すごく残念なんです! 側生地の説明なんかはな何も無かったので、側生地も大事だとは思わなかったのです」と。 また、「元の側生地はとても柔らかくて気持ちの良い羽毛布団だったのに、戻ってきたらガサガサの羽毛布団になっていたの!」と、ご相談をいただくことも少なくないのです。 結果、リフォームされて日も経っていないのに、羽毛布団の側生地交換だけのご依頼もいただく事があります。 当店では「羽毛の診断」だけでなく、「側生地の診断」も1枚、1枚確認を行っております。お客様には今の側生地を良く理解頂き、新しい側生地をお決め頂きたいと思っております。もちろん、その生地によって風合いの違いを知って頂いた上で,今よりグレードの低い側生地にお決め頂くのであればそれもOKでございます。 以上の診断をさせて頂き、お客様のご了解のもと、リフォーム加工をしております。 羽毛布団リフォームのことなら、どうぞ何なりとご相談下さいませ。 羽毛ふとん専門工房/グートン |
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