・羽毛布団をリフォームされる理由は? | |
大阪府豊中市にお住いの方より羽毛布団をお持ち込み頂きました。 「去年12月に通販で買ったダブルサイズの羽毛布団が暑すぎて困っているので側生地だけでも交換してもらえないでしょうか?」と側生地を交換のみコース 注2のご依頼となりました。 近年、買った羽毛布団が暑すぎて使えない!と言うご相談も多くなってきました。 気密性の高いマンションや、一年中空調管理をされているなど、また、使われる方が暑がりなど個々の体質などいろいろと理由はあります。 その中で羽毛布団自体に原因があるとすれば、一番多い原因は側生地の組成にあります。 ポリエステルなどの化学繊維の側生地などは、とても蒸れやすくまた急に寒くなったりと外気とお身体の温度・湿度調整が天然繊維に比べて相当に劣ります。 また、天然繊維の組成でも「キルト縫製 注1」の一つ一つのマス目が大き過ぎたり、ツインキルトと言って2層構造の縫製などはボリュームが大きすぎて吸湿・放湿の循環が劣り、おふとんの中が蒸れやすくなってこちらも暖かいから暑く感じやすくなります。 今回の羽毛布団も組成は綿100%ですが、2層式のツインキルト縫製(上部が4x4マス・下部が5x5マス)の為、使われる方にとってもは必要以上に蒸れ感が発生したのではないかと診断しました。 注1:キルト縫製とは、羽毛布団の側生地を縫製している仕様の事を指します。 通常はタテヨコにマス目を並べた状態のキルト縫製が多いですが、今回の羽毛布団は上下2段式になっていて寒冷地仕様とも言われているキルト縫製なので、とても保温性の高い羽毛布団に仕上がっておりました。 羽毛布団は暖かいことが重要なポイントですが、暑がりの方や気密性の高いお部屋で使われる場合必要以上に温度を保ちますので逆に不快感を持たれる方もあります。なので当社では他のキルト縫製で寒がりの方用羽毛布団で対応しております。 |
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・羽毛布団の診断結果は? | |
買われて半年でほとんど使われていないので、ご希望通りの側生地交換のみコース 注2でお受けさせて頂きました。 注2:側生地のみ交換は、サイズや仕様などご希望通りに変更加工は出来ますが、使われて2年程度までの未だ真新しい羽毛布団のみをお薦めしております。長年使われている羽毛布団には採用をしておりません。 |
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・羽毛布団をリフォームして どの様な羽毛布団に仕上げますか? | |
ダブルサイズ(190x210cm)のオールシーズン用2枚合わせに仕上げます。 これは、春秋用の合い掛け羽毛布団と夏用肌掛け羽毛布団の2枚に仕立てて、真冬にはこの2枚を合わせて使って頂けるタイプの羽毛布団です。 側生地には綿100%の230本ブロードで、足し羽毛はせずに取り出した羽毛量だけでお作りさせて頂きました。 |
・今回のリフォームのコースは | |
・側生地の交換コース ※余り使われていないので、羽毛布団を解体し中の羽毛を取り出して、新しい側生地へその羽毛を入れるリフォームコースです。 |
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・今回のリフォーム価格の詳細 | |
冬用ダブル羽毛布団をオールシーズン用2枚合せにリフォーム ・羽毛布団の解体費:ダブル ¥3,850 ・羽毛洗浄費:なし ・新調の側生地:ダブル オールシーズン用2枚合わせ 綿230本ブロード一組¥19,800 ・羽毛の充填加工費:ダブル @3850x2枚=¥7,700 ・足し羽毛:無し ■合計金額は、¥31,350.-(税込み価格)となりました。 |
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・その他 | |