お電話にて羽毛布団のリフォームのご依頼を頂きました。
お送り頂いた羽毛布団は、側生地は両面ともに絹100%の刺繍入りの豪華なお布団です。
絹は綿組成に比べて、触り、ご使用感共にとても快適性に富んでいます。が、耐久性には綿と比べて短いのが悲しい所です。
更にダウンプルーフ加工はしていませんので、
羽毛の吹き出しを防ぐ為に絹地の裏にポリエステルやナイロンの中地を張っている物が多いです。
これでは羽毛ふとんに必要な吸湿・放湿性能が充分に発揮されにくいところです。
お客様のご使用年数は約12年位との事でしたので、その年数からみて羽毛の吹き出しも無く、丁寧にご使用されていたと想像できます。今回この2枚の羽毛布団を同じシングルサイズ2枚にリフォームのご依頼を頂きました。
次の新しい側生地は、事前に当店でご用意してます5種類の生地サンプルを送らせて頂き、直接に触ってご覧頂き、80番手アメリカ超長綿「スーピマ」をお決め頂きました。
80番手ともなると、とても細く縫製後の仕上がりは、綿でありながら絹のように滑らかなサテン織りを体感して頂けると楽しみにお待ち頂きたいと思っております。
また、中綿の羽毛の傷みも少なく洗浄後の羽毛目方は、お見積内の足し羽毛(300gまで)で大丈夫だと思われます。
リフォームコースは、プレミアムコース「プレミアム ダウンウォッシュ仕上げ」で加工させて頂きます。