・羽毛布団をリフォームされる理由は? | |
千葉県流山市にお住まいのH.T.様より「両親が愛用していたふとんと自分が使っているふとんをそれぞれ同じふとんにリフォームしたい。両親用はそのまま風合いを変えず、自分用は今のふとんが少し寒いので、より保温性の高いものに仕上げたい」とご依頼を頂きました。 | |
・羽毛布団の診断結果は? | |
ご両親様のおふとんは、どちらも西川産業社のセミダブルで冬用のおふとんです。 生地は綿が70%、ポリエステルが30%の混紡の生地で、キルト縫製は、長方形では無く亀甲キルトと呼ばれる六角形のタイプで、マチ高は10cmです。 羽毛はハンガリー産シルバーグースダウン93%で、羽毛量は1.5kgと品質表示ラベルに書かれています。 少量を取り出して診断したところ、2枚とも傷みに違いは無く、再生できない様な羽毛は少なくリフォームをお勧めできる状態です。 次にH様ご自身のおふとんですが、こちらはシングルサイズで大塚家具社のダウナでした。 生地は平織の綿100%でとても柔らかく、マス目は4 x 5マスでマチ高10cmのキルト縫製です。 羽毛はダウナですのでポーランド産マザーグースダウン95%と思われますが、品質表示ラベルがございませんでした。 少量の羽毛を取り出して診断したところ、ヘタってしまった羽毛が多く、またファイバーと呼ばれる切れてしまった羽毛も多く見られます。 マチの高さが高すぎるという点と、羽毛がヘタってしまい空気層を作れなくなった、という2つが要因となり、結果として少し寒くお感じになっている、と考えます。 |
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・羽毛布団をリフォームして どの様な羽毛布団に仕上げますか? | |
セミダブルもシングルもどちらも元と同じサイズの冬用のおふとんに仕上げますが、羽毛はセミダブルとシングルで品種も傷みの状態も違うので、別々に洗浄いたします。 生地は、全てスーピマ超長綿の80番手の糸でサテン織に織られた生地をお選びいただきました。 以前のおふとんはマチ高が10cmでしたが、羽毛量とのバランスとしては少し高すぎます。膨らみは出やすいですが、羽毛がマスの中で余分に動いてしまい、傷みの度合いが加速してしまいます。その為、今回どちらのサイズもマチ高は7cmで仕上げます。 羽毛量は、セミダブルは元の羽毛量と同じ1.5kgで仕上げ、ご両親様がこれまで愛用されていたおふとんの風合いを出来る限り損なわない仕様にします。 シングルサイズは保温性を上げる為、新毛を多く補充して更に羽毛量をダウナよりも100g多い1.1kgで仕上げる事で、マチ高7cmで膨らみすぎず、羽毛の品質を上げてしっかりと保温性のある冬用のおふとんに仕上げます。 |
・今回のリフォームのコースは | |
・プレミアム コース 「プレミアム ダウンウォッシュ仕上げ」 |
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・今回のリフォーム価格の詳細 | |
セミダブル2枚とシングル1枚の羽毛布団をリフォーム ・羽毛布団の解体費:セミダブル3,200円 x 2 + シングル2,700円 = 9,100円 ・羽毛洗浄費:セミダブル18,000円 + シングル9,000円 = 27,000円 ・新調の側生地:セミダブル19,500円 x 2 + シングル15,600円 = 54,600円 ・羽毛の充填加工費:セミダブル3,200円 x 2 + シングル2,700円 = 9,100円 ・足し羽毛: セミダブル:ホワイトグースダウン90% 3,300円 x 520g = 17,160円 シングル:ポーランド産コウダ種ホワイトグースダウン93% 6,000円 x 600g = 36,000円 ■合計金額は、¥152,960.-(税別)となりました。 |
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・その他 | |
シングルサイズは冬用として十分な羽毛量に仕上げましたが、お使いの上で万が一まだ少し寒いとお感じになられた際には、当店で羽毛を更に補充させていただきます。 どうぞ、お気軽にご連絡くださいませ。 ありがとうございました。 |
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羽毛ふとん専門工房 / グートン
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