リフォーム前
・羽毛布団をリフォームされる理由は?
大阪府豊中市より「25年位使っているシングル羽毛布団で冬用と肌掛け用があるんですが同じものにリフォーム出来ますでしょうか?」とリフォームのご相談をいただきました。
使用年数が20年を過ぎているとの事で、冬用の羽毛布団を四つ折りにした時どの位高さがありますか?と問い合わせをしますと「約25~30cmくらいかな~?」とのことでした。
肌掛け用羽毛布団は元々薄いのでボリュームはありません。
とりあえず「羽毛布団の診断「注.1」」から始めさせて頂くことをご了解の上羽毛布団を送って頂きました。

「注.1」羽毛布団の診断」から始めさせて頂く場合、「梱包キット」は無料でお届けしますが、届いた羽毛布団を診断をしてリフォームが出来るか出来ないか確認しますので、当初送って頂く送料はお客様ご負担で送って頂きます
診断の結果、リフォームが出来るとなりましたら送って頂いた送料はリフォーム料金よりお値引きして相殺させていただきます。
送料は、羽毛布団を小さく畳んで梱包されれば約¥2,000位で送って頂けます(本州近辺)。
・羽毛布団の診断結果は?
送って頂いた羽毛布団は、冬用羽毛布団と夏用肌掛け布団の2枚です。

夏用肌掛け羽毛布団はイケアさんのお布団で、羽毛はスモールフェザーが充填された羽根肌掛け布団でした。「写真参照」



取り出した中の羽毛です。「写真参照」


羽根のスモールフェザーは洗浄加工ができませんので「リフォーム不可」と診断しました。(ダウン率80%以下の羽毛は基本的にリフォーム不可としております。)
 

次に、冬用の羽毛布団の診断です。
四つ折りにした時の羽毛布団の高さが約20cmです。
この現況ではリフォームをお薦めすることは難しいと判断されます。
リフォーム可と診断される冬用羽毛布団でしたら約35~40cmの高さがあります。



そして次は、羽毛の診断です。
羽毛布団の端から羽毛を少し取り出して羽毛の状態を確認します。

取り出した羽毛は、毛玉が多くファイバー化したモノが多く見られました。「写真参照」





上記の様に羽毛がこの状態なので羽毛布団が膨らまなくなっているのです。

これらの羽毛を洗浄と除塵のリフォーム加工をすれば、毛切れしたファイバーは再生出来ず除去されます。毛玉も加工を施しても羽毛の絡まりを解すことは難しく、これは除去することが出来ません。

この状態でしたらリフォームはお薦め出来ませんので今回は2枚共に「リフォーム不可」と診断しました。

今回は、とても残念でしたがこの診断結果をお伝えしてお客様に納得をして頂き、不要になったこれらの羽毛布団は無料で処分をさせていただく事になりました。
リフォーム後
※事例に掲載されている価格は以前のものであり、現在は見直しが行われている場合がございます。
最新の価格情報をお求めの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 
【リフォームできなかった羽毛布団】
 

全ての羽毛布団がリフォームできるとは限りません。

羽毛布団は「リフォーム自体が不可」の場合と、「リフォームをオススメできない」場合の2通りがございます。

■リフォームできない羽毛布団
ダウン80%未満(フェザー21%以上)の場合
フェザー(羽根)は洗浄しても再生する事が出来ない為、ダウン率が80%未満の羽毛はリフォームをお受けすることが出来ません。

また、ダウン率が80%未満の羽毛布団は、同品質の羽毛布団を購入する方がリフォーム料金よりもお得な場合がほとんどです。

■リフォームをオススメできない場合
ダウン80%以上の羽毛布団でも、羽毛が酷く傷んでしまっている場合はリフォームをオススメしておりません。
羽毛が酷く傷んでしまっている場合は、リフォームで洗浄しても保温性のあるダウンに再生できません。
ダウンに膨らむ力が無いと、せっかくリフォームしてもすぐにヘタって快適性を損なってしまいます。

その為、羽毛が再生できないほど傷んでしまっている場合は、リフォームをお勧めしておりません。
リフォーム金額と仕上がりの羽毛布団の質を考慮すると、買い換えの方がお勧めとなります。

ただし、想い出のある羽毛布団や形見の羽毛布団でどうしても残して使いたい羽毛布団の場合は、お客様へご相談・ご了承の上でリフォームをさせて頂きます。
どうぞお気軽にお尋ねください!
グートンでは、羽毛布団の無料診断を行っています。
 
  • 表示が消えてしまっている
  • 古くて何年使用か分からない
  • 生地が破れて表示が読めない
こんな場合は、是非「羽毛布団の無料診断」サービスをご利用ください。

 


■自宅で出来る「かんたんな羽毛布団の診断方法」

①4つ折りにして厚み(高さ)が35cm以上の高さがある
(冬用の羽毛布団の場合)

羽毛布団を4つ折りにして、上から押さえずに羽毛布団の高さが35cm以上の高さ厚みがあると中の羽毛が再生できる可能性が高いです。
春秋用合掛けや夏用肌掛け、またアイダーダック羽毛布団は診断基準が異なります。




ダウン80%以上の羽毛
(羽毛布団のサイドにあるラベル(品質表示ラベル)に記載されています)



③使用年数及び購入年数の確認

羽毛布団は10~12年くらいでリフォームするのが理想です。
15年を超えると羽毛が傷みすぎてしまい、お勧めできない場合があります。

羽毛が傷みすぎて粉々になった状態

以上、の3ポイントをチェックしてみてください。
 

羽毛布団リフォームのことなら、羽毛診断士ダウンプロフェッサーのスタッフがご相談を承ります。
お気軽にご連絡ください。​







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「皆様からのご連絡を、心よりお待ちしております!」

羽毛ふとん専門工房 / グートン
スタッフ一同


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