リフォーム前
・羽毛布団をリフォームされる理由は?
大阪府豊中市よりラインから「羽布団の羽がでてきてしまい。処分するかどうか迷っていましたが、御社をネットで見つけました。使用年数は10年弱くらいです。表記もよくわからないので、一旦そちらにお送りしてリフォームのお見積りをお願いしたいです。」とのご相談でした。

続いて、ラインにてサイズと羽毛布団の種類をお聞きして、どの様な羽毛布団にリフォームをされたいのかを確認させて頂いて、リフォームの加工内容とお見積り金額をラインさせて頂き、先ずは羽毛布団の診断から始める事になりました。
・羽毛布団の診断結果は?
送って頂いた羽毛布団は、年中使える2枚合わせ式で春/秋用の合い掛け羽毛布団でした。

シングルサイズで額ブチキルトのスタイルです。
キルトの縫い目や生地からもファイバーが出て来ている状態です。

取り出した羽毛は、毛玉とファイバがとても多くて、写真は毛玉状の羽毛です。これはスモールフェザーにダウンが絡まってしまっていてこれは再生出来ず元の状態には戻りません。



あと、毛切れしたファイバーもとても多い状態でした。



この様な状態の羽毛は、最良の羽毛洗浄方法「プレミアムダウンウォッシュ加工」を施しても再生させることが出来ませんので、リフォームは不可と診断しました。

以上の結果をご報告して、ご理解をしていただきこの羽毛布団は処分させていただきました。
リフォーム後
【打ち直し・リフォーム内容の詳細】 2021年 7月 8日
 
・今回のリフォームについて
今回はとても残念ですがリフォームは不可となりました。

羽毛ふとんのリフォームは、中の羽毛を洗浄・除塵加工を施してふっくらな羽毛に蘇らせて、その羽毛を新しい側生地に入れて羽毛ふとんに仕立て直しをします。
なので、元々の羽毛の品質や、羽毛の傷み度によってリフォームが出来る!出来ない!に分別されます。

羽毛ふとんのリフォームをする時期は、使用年数で言えば10年くらいでされることをお薦めしております。
上質な羽毛が入った羽毛布団でしたら、普段のお手入れを十分にされて10年以上15年・20年とお使いになられていても、まだまだ暖かくてふっくらして使える状態の羽毛布団もありますが、中の羽毛の事を考えると、やはり10年毎にリフォームをされて長くお使いにならた方がより快適にお使いいただけると思います。

もし、羽毛布団の状態が分らない!リフォームが出来るのかな?と思われたら、お気軽に当店までご相談ください。
羽毛ふとん診断士「ダウンプロフェッサー」のスタッフが的確にお答えさせて頂きます。
尚、リフォームが初めてで分からない場合は下記のページをご参考ください。

当社のリフォームについてご案内
リフォームが初めての方
羽毛ふとんの診断とは?
お薦めのプレミアムコースとは?
 

●この度は、当店に羽毛布団リフォームのご依頼を賜りまして 誠にありがとうございました。

 羽毛ふとん専門工房/グートン 出口雅昭

 
※事例に掲載されている価格は以前のものであり、現在は見直しが行われている場合がございます。
最新の価格情報をお求めの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 
【リフォームできなかった羽毛布団】
 

全ての羽毛布団がリフォームできるとは限りません。

羽毛布団は「リフォーム自体が不可」の場合と、「リフォームをオススメできない」場合の2通りがございます。

■リフォームできない羽毛布団
ダウン80%未満(フェザー21%以上)の場合
フェザー(羽根)は洗浄しても再生する事が出来ない為、ダウン率が80%未満の羽毛はリフォームをお受けすることが出来ません。

また、ダウン率が80%未満の羽毛布団は、同品質の羽毛布団を購入する方がリフォーム料金よりもお得な場合がほとんどです。

■リフォームをオススメできない場合
ダウン80%以上の羽毛布団でも、羽毛が酷く傷んでしまっている場合はリフォームをオススメしておりません。
羽毛が酷く傷んでしまっている場合は、リフォームで洗浄しても保温性のあるダウンに再生できません。
ダウンに膨らむ力が無いと、せっかくリフォームしてもすぐにヘタって快適性を損なってしまいます。

その為、羽毛が再生できないほど傷んでしまっている場合は、リフォームをお勧めしておりません。
リフォーム金額と仕上がりの羽毛布団の質を考慮すると、買い換えの方がお勧めとなります。

ただし、想い出のある羽毛布団や形見の羽毛布団でどうしても残して使いたい羽毛布団の場合は、お客様へご相談・ご了承の上でリフォームをさせて頂きます。
どうぞお気軽にお尋ねください!
グートンでは、羽毛布団の無料診断を行っています。
 
  • 表示が消えてしまっている
  • 古くて何年使用か分からない
  • 生地が破れて表示が読めない
こんな場合は、是非「羽毛布団の無料診断」サービスをご利用ください。

 


■自宅で出来る「かんたんな羽毛布団の診断方法」

①4つ折りにして厚み(高さ)が35cm以上の高さがある
(冬用の羽毛布団の場合)

羽毛布団を4つ折りにして、上から押さえずに羽毛布団の高さが35cm以上の高さ厚みがあると中の羽毛が再生できる可能性が高いです。
春秋用合掛けや夏用肌掛け、またアイダーダック羽毛布団は診断基準が異なります。




ダウン80%以上の羽毛
(羽毛布団のサイドにあるラベル(品質表示ラベル)に記載されています)



③使用年数及び購入年数の確認

羽毛布団は10~12年くらいでリフォームするのが理想です。
15年を超えると羽毛が傷みすぎてしまい、お勧めできない場合があります。

羽毛が傷みすぎて粉々になった状態

以上、の3ポイントをチェックしてみてください。
 

羽毛布団リフォームのことなら、羽毛診断士ダウンプロフェッサーのスタッフがご相談を承ります。
お気軽にご連絡ください。​







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「皆様からのご連絡を、心よりお待ちしております!」

羽毛ふとん専門工房 / グートン
スタッフ一同


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