リフォーム前
・羽毛布団をリフォームされる理由は?
栃木県、那須郡にお住まいの方より、お電話で羽毛布団リフォームのご相談を頂きました。
この方は、以前に一度当店でリフォームをして頂いた方で、今回は、30年近くお使いの羽毛ふとんの「羽毛の診断」のご依頼です。
「側生地はとても傷んでいるのですが、羽毛が使えるようならリフォームしたいので、御社へ送料元払いで送りますから、羽毛布団の診断をしてください」とのご依頼です。
・リフォームする羽毛布団の診断結果。
送っていただいた羽毛布団の側生地は、今の羽毛布団と違ってとても糸の太いしっかりした生地使用の羽毛布団です。
生地の破れは無いのですが、羽毛を調べるために、羽毛布団から少量の羽毛サンプルを取り出したところ、羽毛はほとんど壊れている状態で、羽毛ダウンボール形状が整った羽毛はほとんどない状態でした。
このような場合は、リフォームのプレミアムダウンウォッシュ洗浄を施しても、羽毛が再生されることが出来ません。この羽毛で羽毛布団に仕立て直しする場合は、足し羽毛量がとても多くなり、新調の羽毛布団に買い替えられる方がお得になり、お客様にとっては、価格的な面では到底お奨めできません。
しかし、想い出のある羽毛布団であれば、ご要望にお答えも出来ますが、他のアイテムに、例えばクッションや枕にされる事も可能でございます。
今回は、その必要は無いとのことで、羽毛布団のリフォームは断念されました。
診断後、羽毛布団は、羽毛を取り出した羽毛と生地を元に戻してお返しすることになりました。
・羽毛布団をリフォームして どの様な羽毛布団に仕上げますか?
このように、お客様からの「羽毛の診断」につきましては、お客様から送って頂く送料は、予めお客様にご負担いただきます。

診断後、リフォームされない、お奨めできない場合は、ご返却をご希望でしたら当店より送料は無料の元払いにてお返しいたします。また、処分をご希望の場合も、無料で羽毛布団を処分させて頂きます。

尚、羽毛布団をリフォームされる事になりましたら、当初ご負担頂いた「送料」は、最終のリフォーム加工費よりお値引きにて相殺させて頂きます。
ご自分の羽毛ふとんが、「リフォームできるかなぁ?できないかなぁ?」や、「羽毛布団を一度診て欲しいなぁ」などのご希望があれば、どうぞお気軽にご相談下さいませ。
まずは、「羽毛布団の診断」からはじめましょう!
リフォーム後
《お客さまより お礼のお葉書きをいただきました》

 この度は お世話になりました。
お電話での対応は とてもわかりやすく
丁寧でうれしく思っております。 生地
見本と少しばかりですが、菓子を送
らせていただきます。 梅雨の時期、お
身体大切になさって下さい。
         ○○ ○


 

 ご丁寧なお手紙を頂きました。ありがとうございます。
前回は羽毛布団リフォームをさせていただきましたが、今回はお役に立てずに残念でした。
当店は、今後も1枚1枚羽毛の診断をして、ご提案をさせていただきたいと思います。
今後ともご愛顧のほど よろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。

  羽毛ふとん専門工房/グートン 出口雅昭
 
※事例に掲載されている価格は以前のものであり、現在は見直しが行われている場合がございます。
最新の価格情報をお求めの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 
【リフォームできなかった羽毛布団】
 

全ての羽毛布団がリフォームできるとは限りません。

羽毛布団は「リフォーム自体が不可」の場合と、「リフォームをオススメできない」場合の2通りがございます。

■リフォームできない羽毛布団
ダウン80%未満(フェザー21%以上)の場合
フェザー(羽根)は洗浄しても再生する事が出来ない為、ダウン率が80%未満の羽毛はリフォームをお受けすることが出来ません。

また、ダウン率が80%未満の羽毛布団は、同品質の羽毛布団を購入する方がリフォーム料金よりもお得な場合がほとんどです。

■リフォームをオススメできない場合
ダウン80%以上の羽毛布団でも、羽毛が酷く傷んでしまっている場合はリフォームをオススメしておりません。
羽毛が酷く傷んでしまっている場合は、リフォームで洗浄しても保温性のあるダウンに再生できません。
ダウンに膨らむ力が無いと、せっかくリフォームしてもすぐにヘタって快適性を損なってしまいます。

その為、羽毛が再生できないほど傷んでしまっている場合は、リフォームをお勧めしておりません。
リフォーム金額と仕上がりの羽毛布団の質を考慮すると、買い換えの方がお勧めとなります。

ただし、想い出のある羽毛布団や形見の羽毛布団でどうしても残して使いたい羽毛布団の場合は、お客様へご相談・ご了承の上でリフォームをさせて頂きます。
どうぞお気軽にお尋ねください!
グートンでは、羽毛布団の無料診断を行っています。
 
  • 表示が消えてしまっている
  • 古くて何年使用か分からない
  • 生地が破れて表示が読めない
こんな場合は、是非「羽毛布団の無料診断」サービスをご利用ください。

 


■自宅で出来る「かんたんな羽毛布団の診断方法」

①4つ折りにして厚み(高さ)が35cm以上の高さがある
(冬用の羽毛布団の場合)

羽毛布団を4つ折りにして、上から押さえずに羽毛布団の高さが35cm以上の高さ厚みがあると中の羽毛が再生できる可能性が高いです。
春秋用合掛けや夏用肌掛け、またアイダーダック羽毛布団は診断基準が異なります。




ダウン80%以上の羽毛
(羽毛布団のサイドにあるラベル(品質表示ラベル)に記載されています)



③使用年数及び購入年数の確認

羽毛布団は10~12年くらいでリフォームするのが理想です。
15年を超えると羽毛が傷みすぎてしまい、お勧めできない場合があります。

羽毛が傷みすぎて粉々になった状態

以上、の3ポイントをチェックしてみてください。
 

羽毛布団リフォームのことなら、羽毛診断士ダウンプロフェッサーのスタッフがご相談を承ります。
お気軽にご連絡ください。​







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「皆様からのご連絡を、心よりお待ちしております!」

羽毛ふとん専門工房 / グートン
スタッフ一同


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