リフォーム前
・羽毛布団をリフォームされる理由は?
千葉県我孫子市より「ダブルサイズの羽毛布団を同サイズにリフォームしたいんけれど、25年も使用しているので、一度羽毛布団のプロの方にリフォームが可能かまずは診断していただきたいのですが…」と、リフォームのご要望を頂きました。
そこで、「梱包キット」をお届けして羽毛布団を送っていただくことになりました。
・羽毛布団の診断結果は?
キルト縫製は、4 x 4マスのマチ高5cmで側生地はサテン織の柔らかな素材が使用されております。羽毛は、ホワイトグース90%で1.5kg入りと品質表示ラベルに書かれてあり、早速に診断室にて羽毛を診断しましたが、羽毛自体の傷みが非常に激しく特にファイバー(羽毛の切れ端)がかなり多い為、羽毛の傷み度「Dランク」でリフォームはお勧め出来ないと診断いたしました。
この旨をお伝えして、羽毛布団は買い替えされることになりました。
・ご自宅で羽毛布団をリフォーム出来るか?を診断する方法。
羽毛布団を診断するポイントは、
①.羽毛布団の使用年数、
②.羽毛布団を4つ折りにした時の高さ、
③.品質表示に書かれている、羽毛のダウン率.種類・羽毛量、
この3点が診断ポイントとなります。

リフォームが出来る診断基準は、
①.使用年数は10~12年程度まで、
②.羽毛布団の高さは35cm以上ある、
③.ダウン率90%以上、
でしたら「リフォーム可」と概ね診断ができます。

今回の羽毛ふとんの状態は、
①.使用年数は、25年でした。
②.羽毛布団を4つ折りにした時の羽毛布団の高さは、25cmでした。
③.ダウン率は、95%と表示。
診断結果は、③はOKですが、①と②がリフォーム出来ない理由となりました。

この羽毛布団は、買われた時は上質のダウン95%の羽毛が入った羽毛布団だと分かりましたが、長年使われたので、羽毛が傷み過ぎて羽毛の再生が不可と診断されました。

ただ、使用年数が20年以上の場合でも、②.の4つ折りにした時の高さが35cm以上ある場合は、リフォームが出来ることがあります。
なかなか羽毛の診断は難しいと思われましたら、お気軽に当店までお問合せください。
お待ちいたしております。
リフォーム後
 買い替えされることになった羽毛布団は、ダブルサイズで当社お勧めのポーランド産コウダ種ホワイトグースダウン93%で、側生地には「ラムコ」100番手サテン生地にてお作りすることになりました。

《買い替えされた羽毛布団の詳細》
ロイヤルクラスの羽毛布団
ポーランド産コウダ種ホワイトグース
サイズ:190x210cm
側生地:インド ハイブリット超長綿「ラムコ」 100番手サテン織
キルト縫製:6x6マス、マチ高さ7cm
羽毛の種類:ポーランド産コウダ種ホワイトグース ダウン93%
羽毛量:1,550g入り
ご購入金額:¥133,500.-(税別価格)
 

 この度は、当店の羽毛布団をご購入頂き、誠にありがとうございました。
お買上げ後のメンテナンス等につきましても充分対応をさせて頂けます。
今後とも、お気軽にお問合せくださいませ。
よろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。

 羽毛ふとん専門工房/グートン
※事例に掲載されている価格は以前のものであり、現在は見直しが行われている場合がございます。
最新の価格情報をお求めの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 
【リフォームできなかった羽毛布団】
 

全ての羽毛布団がリフォームできるとは限りません。

羽毛布団は「リフォーム自体が不可」の場合と、「リフォームをオススメできない」場合の2通りがございます。

■リフォームできない羽毛布団
ダウン80%未満(フェザー21%以上)の場合
フェザー(羽根)は洗浄しても再生する事が出来ない為、ダウン率が80%未満の羽毛はリフォームをお受けすることが出来ません。

また、ダウン率が80%未満の羽毛布団は、同品質の羽毛布団を購入する方がリフォーム料金よりもお得な場合がほとんどです。

■リフォームをオススメできない場合
ダウン80%以上の羽毛布団でも、羽毛が酷く傷んでしまっている場合はリフォームをオススメしておりません。
羽毛が酷く傷んでしまっている場合は、リフォームで洗浄しても保温性のあるダウンに再生できません。
ダウンに膨らむ力が無いと、せっかくリフォームしてもすぐにヘタって快適性を損なってしまいます。

その為、羽毛が再生できないほど傷んでしまっている場合は、リフォームをお勧めしておりません。
リフォーム金額と仕上がりの羽毛布団の質を考慮すると、買い換えの方がお勧めとなります。

ただし、想い出のある羽毛布団や形見の羽毛布団でどうしても残して使いたい羽毛布団の場合は、お客様へご相談・ご了承の上でリフォームをさせて頂きます。
どうぞお気軽にお尋ねください!
グートンでは、羽毛布団の無料診断を行っています。
 
  • 表示が消えてしまっている
  • 古くて何年使用か分からない
  • 生地が破れて表示が読めない
こんな場合は、是非「羽毛布団の無料診断」サービスをご利用ください。

 


■自宅で出来る「かんたんな羽毛布団の診断方法」

①4つ折りにして厚み(高さ)が35cm以上の高さがある
(冬用の羽毛布団の場合)

羽毛布団を4つ折りにして、上から押さえずに羽毛布団の高さが35cm以上の高さ厚みがあると中の羽毛が再生できる可能性が高いです。
春秋用合掛けや夏用肌掛け、またアイダーダック羽毛布団は診断基準が異なります。




ダウン80%以上の羽毛
(羽毛布団のサイドにあるラベル(品質表示ラベル)に記載されています)



③使用年数及び購入年数の確認

羽毛布団は10~12年くらいでリフォームするのが理想です。
15年を超えると羽毛が傷みすぎてしまい、お勧めできない場合があります。

羽毛が傷みすぎて粉々になった状態

以上、の3ポイントをチェックしてみてください。
 

羽毛布団リフォームのことなら、羽毛診断士ダウンプロフェッサーのスタッフがご相談を承ります。
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「皆様からのご連絡を、心よりお待ちしております!」

羽毛ふとん専門工房 / グートン
スタッフ一同


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