リフォーム前
・羽毛布団をリフォームされる理由は?
大阪府、高石市にお住いの方から、お電話で「羽毛の診断」のご依頼を頂きました。
「20年くらい前の婚礼の羽毛ふとんですが、一度店に持って行くのでリフォーム出来るか出来ないか診てほしい…!」とのご希望です。

最終的には羽毛の診断によってリフォームが可能かどうかを判断をしますが、問診で出来るかどうかの目安としては「羽毛布団を四つ折りにした時の高さが35cm以上あるかどうか?」をお聞きしています。

お客様に測ってもらった結果は高さ30cmくらいとの事でしたので、多分出来ると思いますとお伝えし「今からそちらへ持っていきますので一度見てもらえますか?」と言うことになりました。
・羽毛布団の診断結果は?
お持ちいただいた羽毛布団は、「丸ホームテキスタイル社製」ダブルサイズの冬掛け羽毛布団でした。
キルト縫製は、2層タイプ(ツインキルト)です。
この縫製は1枚の羽毛布団の中に生地をもう一枚張って2段式になっている羽毛ふとんです。

これは、上段の層と下段の層2段にそれぞれキルト縫製して、羽毛が入るマス目を作り、たくさんの空気を含み大きな空気層を作れとても保温性の高いにボリュームがある羽毛布団です。
お持ちの羽毛ふとんは更にご使用年数が長く、毛玉も多くて塊になってるもの、羽毛が切れてファイバー化しているものなど羽毛の傷みが予想以上に多くて、これではリフォーム加工をしても仕上がり後の羽毛の耐久年数は短かくリフォームをお奨め出来ないと診断しました。
・羽毛布団をリフォームして どの様な羽毛布団に仕上げますか?
いろいろとお考えいただき、結果「この際、新しく作りましょう!」と、ご主人様と相談されてご納得して買い替えをお決め頂きました。
リフォーム後
《買い替えでご購入された羽毛布団の詳細》

★ロイヤルクラスの羽毛布団
ポーランド産コウダ種ホワイトグースの羽毛布団
・サイズ:210x210cm クィーンサイズ
・側生地:100番手ハイブリッドインド超長綿「ラムコ)
・キルト縫製:7x6マス、マチ高7cm エレガントキルト縫製
・羽毛の種類:ポーランド産 コウダ種ホワイトグース93% 420dp(ダウンパワー)
・羽毛量:1.7kg入り
ご購入金額:¥150,000.-(税別価格)
 

 この度は、羽毛布団をご購入頂きまして、誠にありがとうございました。
お買上げ後のお手入れ方法やメンテナンス等につきましてもお気軽にご相談ください。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
誠にありがとうございました。

 羽毛ふとん専門工房/グートン
※事例に掲載されている価格は以前のものであり、現在は見直しが行われている場合がございます。
最新の価格情報をお求めの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 
【リフォームできなかった羽毛布団】
 

全ての羽毛布団がリフォームできるとは限りません。

羽毛布団は「リフォーム自体が不可」の場合と、「リフォームをオススメできない」場合の2通りがございます。

■リフォームできない羽毛布団
ダウン80%未満(フェザー21%以上)の場合
フェザー(羽根)は洗浄しても再生する事が出来ない為、ダウン率が80%未満の羽毛はリフォームをお受けすることが出来ません。

また、ダウン率が80%未満の羽毛布団は、同品質の羽毛布団を購入する方がリフォーム料金よりもお得な場合がほとんどです。

■リフォームをオススメできない場合
ダウン80%以上の羽毛布団でも、羽毛が酷く傷んでしまっている場合はリフォームをオススメしておりません。
羽毛が酷く傷んでしまっている場合は、リフォームで洗浄しても保温性のあるダウンに再生できません。
ダウンに膨らむ力が無いと、せっかくリフォームしてもすぐにヘタって快適性を損なってしまいます。

その為、羽毛が再生できないほど傷んでしまっている場合は、リフォームをお勧めしておりません。
リフォーム金額と仕上がりの羽毛布団の質を考慮すると、買い換えの方がお勧めとなります。

ただし、想い出のある羽毛布団や形見の羽毛布団でどうしても残して使いたい羽毛布団の場合は、お客様へご相談・ご了承の上でリフォームをさせて頂きます。
どうぞお気軽にお尋ねください!
グートンでは、羽毛布団の無料診断を行っています。
 
  • 表示が消えてしまっている
  • 古くて何年使用か分からない
  • 生地が破れて表示が読めない
こんな場合は、是非「羽毛布団の無料診断」サービスをご利用ください。

 


■自宅で出来る「かんたんな羽毛布団の診断方法」

①4つ折りにして厚み(高さ)が35cm以上の高さがある
(冬用の羽毛布団の場合)

羽毛布団を4つ折りにして、上から押さえずに羽毛布団の高さが35cm以上の高さ厚みがあると中の羽毛が再生できる可能性が高いです。
春秋用合掛けや夏用肌掛け、またアイダーダック羽毛布団は診断基準が異なります。




ダウン80%以上の羽毛
(羽毛布団のサイドにあるラベル(品質表示ラベル)に記載されています)



③使用年数及び購入年数の確認

羽毛布団は10~12年くらいでリフォームするのが理想です。
15年を超えると羽毛が傷みすぎてしまい、お勧めできない場合があります。

羽毛が傷みすぎて粉々になった状態

以上、の3ポイントをチェックしてみてください。
 

羽毛布団リフォームのことなら、羽毛診断士ダウンプロフェッサーのスタッフがご相談を承ります。
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「皆様からのご連絡を、心よりお待ちしております!」

羽毛ふとん専門工房 / グートン
スタッフ一同


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